HOME > コラム一覧 > ⑩ BOSE 301AVM
近年のスピーカーはコンパクトなものが多い。BOSEの製品にも小型でワイヤレス、リモコンいらずの音声認識システムと最新の技術を兼ね備えたスピーカーがどのメーカーでも真新しいものではなくなってきた。今の時代に求められているのはコンパクトで高性能なガジェットなのだろう。だが、そんな昨今の流行りとは逆にいま中古オーディオ市場で注目を集めているのがBOSE301AVMonitor、通称301AVMだ。1976年発売の初代301から続く301シリーズはBOSEにおけるスピーカーの歴史とともに物理的な大きさ、音の迫力や臨場感を受け継いでいる。301AVMも発売から多くの月日が流れた今となっては年代物と呼ばれるスピーカーのひとつだが、人気は衰えることを知らずボーズ屋でも高額で買い取りしている。その人気の秘密は音質にある。低音・中音・高音どのトーンをとっても批判のしようもない最高の音質で、鋭利な質感と音の深さも重なることで301AVMにしか出せない、至高の音が響き渡る。この音質はどうやって構成されているのか。301シリーズは20cmのコーン型ユニットを低域用に、7.5cmのツイーターを2つ高音域用に搭載しておりBOSEの特長であるダイレクトリフレクティングスピーカーとしてツイーターの向きやバッフル面に角度を加えることで、優れたサウンドを提供している。BOSE301AVMonitorでは、素体となった初代301の機構に防磁設計の強化を施したことでテレビモニターなどへの影響を最小限に抑えホームシアターシステムなどにも適応できるようになった。個人で楽しむのも良し、店舗などに設置して奥行きのある音を訪れた客に提供するも良いだろう。いずれにせよ他のスピーカーではBOSE301AVMonitorの音は出せない。BOSE301AVMonitorのある空間では日常を超えた貴重な音楽体験を得ることができる。
BOSE301AVMonitorを紹介するうえで、ダイレクトリフレクティングスピーカーについての説明が必要だろう。これは、BOSE社が持つ特筆すべき技術を使用して開発したスピーカータイプのひとつである。一般的にはホームエンターテインメントやオーディオ環境において、高品質で臨場感豊かなサウンドを提供するために使用されている。この技術は、4つの音響学的な原理に基づいて製作されている。すなわち、反射音の利用、広い音場、壁面反射、そして臨場感の向上だ。反射音の利用は、壁や天井などの周囲の環境からの反射音を積極的に利用することで直接音と反射音が組み合わさり、より自然で臨場感のあるサウンドが再現される。広い音場については、通常のスピーカーが一方向に音を発するのに対し、ダイレクトリフレクティングスピーカーは反射によって広がる音場を持つ。これにより、広い範囲にわたって聴取者に音が届き立体的な音場が構築される。壁面反射は、スピーカーが配置された空間内で音が壁面に反射することで部屋の特性や寸法を活かしたサウンドの最適化を可能とした。結果として小さなスピーカーからも迫力のある音を得ることが可能となった。最後にBOSEは臨場感の向上に成功した。反射音の効果によって臨場感や立体感を向上させ、よりリアルで没入感のある音楽や映像体験を手中におさめることとなった。BOSEの音にも注目したい。BOSEの製品の特長とされるのは、クリアでバランスのとれた音質だ。低域から高域まで均衡良く再現され、細部まで鮮明に聞き取ることができる。この特性は、音楽や映画などのエンターテインメントを最良の形で楽しむことを可能にした。BOSEの開発したダイレクトリフレクティングテクノロジーは周囲の空間や壁などからの反射音を活用し、より広がりと深みのあるサウンドを生み出した。この技術がもたらす広がりある音場により、音が一方向からではなくあらゆる方向に広がりまるでライブパフォーマンスのような臨場感をもたらす。BOSEは音のクリアネスとディテールにも注力しており、細かな音のニュアンスや表現を逃さない。楽曲の奥深さやアーティストの表現意図を忠実に伝えることをモットーとしている。しかし、音の違いがわかる方はBOSEの音にはクセがあると言う。そしてそのクセを理解し、楽しんでいるそうだ。BOSEの音は高音よりも重低音で力量を発揮する。BOSEの提供する音は原音に忠実ではない。ノイズキャンセリングの技術を尽くして研ぎ澄まされた、真にシャープで多層的な音こそがBOSEの考える「良い音」なのだと。これを読んでBOSE製品が気になった方は、そのままその製品を購入してほしい。そしてBOSEの「音」を感じて、楽しんでほしい。
さて、ここまで読んでいただけた方が気になっているのは301AVMの買取価格の相場や中古オーディオ市場の傾向あたりではないかと推察します。近年、中古オーディオ市場が異例の活況を呈しておりBOSEを含む著名メーカーの製品には高い評価が与えられています。これまでの傾向として最新の製品が高値で売れることが一般的でしたが、近年では特に、数十年前の年代物のスピーカーなども高値で買い取られる傾向が顕著です。BOSE製品はその独自の音響技術と高品質な製品設計により中古市場で安定した需要を維持しています。ユーザーはBOSEの製品が新品同様の性能を維持していることを認知しており、これが中古市場での取引価格の高騰につながっています。同様にBOSE以外の有名メーカーの製品も高い人気を誇り、中古市場全体が活気づいています。この活性化の背景には複数の要因があります。まず、オーディオ愛好者やコレクターたちの間で過去の名作や稀少な機種への興味が高まっていることが挙げられます。また、古い製品であってもその音質やデザインの魅力が依然として残っており、これが需要を刺激しています。ヴィンテージ製品は時折、製造当初の製品状態を保っていることがありこれが希少性を高めています。メーカーのサポートが終了しているため、新品同様の状態での入手が難しくなっていますが中古市場ではこうした状態の製品が取引され、コレクターたちによって高値で評価されています。BOSE301AVMonitorもその類のスピーカーの一つで、ボーズ屋では最低でも1台35,000円から買い取りを募集しています。この価格は、「音が鳴るか」「機体に損傷はないか」「付属品はあるか」といったBOSE301AVMonitorの状態や付属品の有無によってさらに上がる場合が多いです。とはいえ、まずは現物品を査定しないことには買値はつきません。ボーズ屋では、BOSE301AVMonitor以外の古いスピーカー、ウーハー、サウンドシステム、ホームエンターテイメントシステムなどのオーディオ製品の買い取りを受け付けています。BOSEの製品はもちろんのこと、他のメーカー様の製品の買取も受け付けています。買い取りはBOSE製品に精通したスタッフが専門で行っています。貴方の大事なオーディオ機器を丁寧に査定させていただきます。また状態が悪く、最悪壊れていても、ボーズ屋なら喜んで買い取ります。買い取り方法は宅配買取一択、便利な宅配セットを無料で送付しますのでご自宅にいながら買取査定、そして入金を受け取ることができます。お手元に手放したいオーディオをお持ちの方は、ぜひ一度ボーズ屋にご相談ください。電話や、メールでのご相談のほか、LINE査定が便利です。どうぞお気軽にお問合せください。