HOME > コラム一覧 > ⑱ BOSE スピーカー 121V
●BOSE 121Vの仕様
サイズ:幅191×高さ260.5×奥行201mm
重量:4.3kg
方式:1WAY 防磁設計
仕様ユニット:全帯域用 11.5cm コーンかた
インピーダンス:6Ω
接続端子:デュアルバナナ対応ねじ込み式
スピーカーを選ぶときにおいて、機能性はもちろんですが
見た目の美しさを考えて購入したことはないでしょうか。
音質が良いことが第一条件として当然ではありますが、
できれば買ってよかったと言えるようなデザインの
スピーカーを選びたいのが大抵の方のお考えであると思われます。
高級オーディオ機器の有名ブランド「BOSE(ボーズ)」は
音質と機能性、そして外観の美しさを兼ね備えたスピーカーや
ベースモジュールといったオーディオ周辺機器を長年開発してきました。
そんなBOSEのスピーカーの中でも特に人気のあるモデルの一つが、
BOSE 121V WestBorough(ウエストボロー)です。
このモデルは2000年に発売されたため現在では古いモデルと見なされることが多いですが
その独自の魅力は2024年の現在でも色あせることがありません。
121Vの、外装にウッドボードが貼られたデザインは高級感と温かみを兼ね備えており、
どんなインテリアにも自然に溶け込む美しさを持っています。
また121Vスピーカーは、設置場所を選ばない柔軟性も大きな特徴です。
どこに置いても違和感がなくその飽きのこないデザインは、
一般的な家庭用オーディオシステムと一緒に使うのはもちろん、
ホームシアターなどのハイエンドなエンターテイメントシステムとも非常に相性が良いです。
家庭内での使用に限らず、喫茶店やバーなどの小規模な飲食店や、
オフィスのような公共の場でも、その高級感と優れた音質が重宝されています。
121Vのウッドボードのデザインは、自然素材の持つ温かみを活かしつつ
高級感を演出することを目指して作られています。
バーズアイメイプルという希少価値の高い木材の特徴をあらわしたウッドボードを使用し、
さらにその表面にUV塗装を施すことで、耐久性と美しさを両立させています。
このような細部へのこだわりが、121Vスピーカーの魅力を際立たせているのです。
BOSE 121Vスピーカーは、その高級感あふれるデザインと優れた音質、
設置の柔軟性により、発売から20年以上経った現在でも多くのユーザーから愛されています。
家庭用オーディオシステムやホームシアターはもちろん、
飲食店やオフィスなど、さまざまなシーンでその実力を発揮し続けています。
BOSE 121Vスピーカーは、その卓越した設計と性能により、
リスナーに極上の音楽体験を今もなお提供し続けています。
BOSE 121Vスピーカーは発売当時BOSEのスピーカーで主流だった
11.5cmフルレンジユニットの技術を結集して開発され、
従来のスピーカーよりもコンパクトさを意識したスピーカーシステムとなっています。
縦置き型であるこの121Vには、121Vより先に発売された横置き型の121モデルという姉妹機が
存在し、設置場所に応じて好きな形のスピーカーを選択することができるようになっていました。
また、横置きタイプの121は242スピーカーと組み合わせることで、
より高度な363システムへ機能を拡張することもできるようになっていました。
121/121Vスピーカーには全帯域用に耐久性に定評のある
11.5cmコーン型フルレンジユニットD-222が搭載されており、
どれだけ音を鳴らし続けても壊れないと評判でした。
フレームには特殊なプラスチックを使用しており、マグネットの磁気が
フレームに帯電するのを防ぎ、ボイスコイルに対する磁気回路の動作を改善しています。
これにより、磁気の乱れを防ぎ、またコーン紙の背圧をスムーズに抜き出す形状を
採用することで効率良くエネルギーを取り出すことに成功しました。
コーン紙には雲母の積層を繊維状に砕いたマイカが混入されています。
これは音のリアリティを維持しつつ内部損失を増やすねらいがあり、
結果として外部からの入力信号に対する反応を改善しています。
マイカはコーン紙の硬度を高め、信号への反応速度を速くする
特性がある反面、二次動性を抑えにくくする欠点もあります。
BOSEはコーン紙への混入比率と素材を研究し、コーン紙の高い剛性を保ちながら
内部損失を増やし、二次動性を抑えることに成功しました。
これにより、121Vはスピーカーに不可欠な要素である、
広い帯域にわたって応答性の良いクリアな再生力を実現しています。
さらに、スピーカー内部の形状には独特のカーブを採用し、高域特性を改善しています。
センターキャップにはグラスファイバーを使用し、スムーズな高域レスポンスを実現しました。
エッジ部にはゴム系の素材を原料とした新しいエッジを採用しており、
パルシブな入力信号に対する応答性を高めるとともに、高域特性も改善しています。
ヘリカルボイスコイルにはエッジワイズ巻きを採用しており、
コンピューター制御による超精密な巻き上げ方法で縦横の比率が4:1である
アルミリボンワイヤをボビンにギャップ無く巻き上げています。
このコイルにより、121Vは強力な磁界を得るとともに、高い耐入力を実現しました。
スピーカーが音を鳴らす基礎の部分となるダンパーには、プラスチックフォームを採用しました。
121Vがこだわったのはスピーカー内部の機構だけではありません。
キャビネットには高密度で重さのあるMDFを使用し、
従来のパーチクルボードに比べて約1.5倍の強度を確保することで不要な振動を抑えました。
一般的なMDFは広葉樹と針葉樹の混合した材木でつくられていますが、
121Vでは厳選した針葉樹を100%使用しておりアコースティックな音の再生能力を向上させています。
また、サイドパネルにはバーズアイメイプルにUV塗装を施し、高級感を演出しています。
音の通りを整えるためのバスレフポートには、
スリット形状のエアロフレアポートを採用しました。
このポートはポートの共振による再生音のピークを抑え、
ユニット背面のエネルギーを効果的に利用しています。
また、ポートの前後には流体力学を駆使した121Vのために初めて設計された
エアロフレアポートを設けており、低音再生に必要な大量の空気と
その速度を制御することでポートノイズを抑え、低音の濁りをなくしています。
スピーカーターミナルには、バナナプラグや太いワイヤも通すことのできる
金メッキネジ式ターミナルが採用されています。
121Vにはブラケット用のマウント・プレートが付属しており、
BOSEの豊富なブラケットと組み合わせて使用することが可能です。
【BOSE 121Vの音質について】
総じて言えば、BOSEの121Vによる卓越した音質と優れた再生能力は
オーディオ愛好家や映画ファンにとって理想的な選択肢です。
その先進的なテクノロジーと卓越した設計により、
どんな音楽や映像も本来の魅力を引き出し、聴衆や視聴者に感動と満足をもたらします。
121Vの音質の最大の特徴は、121Vが11.5cmのフルレンジスピーカーであることに集約されています。
このスピーカーは、高音、中音、低音の全ての音域でクリアな音を響かせることに成功しており
特に高音においてはギター演奏の再生を本当に目の前で行われているかのようにリアルに表現します。
その細やかな音の表現力により、音楽や映画の演出がさらに豊かになります。
また、121Vの中音域の再生能力は特に素晴らしく評価されています。
映像媒体の再生時には音の繋がりが非常に明瞭で、視聴者を音の世界に引き込む魅力があります。
例えばブルーレイディスクやDVDを鑑賞する際、周囲から音が包み込むような感覚を生み出し、
他のスピーカーでは味わえない心地よさを提供します。
これにより、映像の臨場感が一層高まり視聴者はまるで映画やアニメ、ゲームの中に
いるかのような体験を得ることができます。
また、121Vの設計は音楽や映像の細部までを捉えることを意図しており
音のクオリティとバランスに優れています。
そのため、どんなジャンルの音楽や映画でもオリジナルの表現を忠実に再現し、
聴衆や視聴者に最高のエンターテイメント体験を提供します。
BOSE公式から121Vの供給が絶えて久しい今日この頃ですが、実は121Vが再び注目されています。
121Vはその卓越した音質と優れた耐久性により、
多くのオーディオ愛好家や専門家から高い評価を受けてきました。
長年にわたり信頼されてきたその性能は今でも多くの人々に愛され続けています。
特に、音楽や映画の再生において121Vが持つ豊かでクリアな音質は、
その優れた再現性と共に熱烈な支持を集めています。
最近121Vが再び注目されつつあるのは、そのデザインにもあります。
木目調の外観は、現代のインテリアに溶け込みながらも、上質な雰囲気を演出します。
このデザインは単なる視覚的な魅力だけでなく、121Vを設置する空間全体に温かみと高級感を与えます。
一方で、121Vの前身となったBOSE 121 WestBoroughも
121Vと同様の機能性とデザインを持ち人々の注目を集めていますが、
121Vはその特有のウッドボードの厚みが魅力の一つです。
この厚みが121Vをより高級でエレガントなオーディオソリューションとして位置付け、121よりも人気を博しています。
このように、121Vはその音質の卓越性とデザインの魅力によって再評価され、
今もなお多くのオーディオ愛好家やコレクターに愛されています。
BOSEの伝統と革新を兼ね備えたこのモデルは、時を経てもなお新たなファンを引きつける存在です。
さて、この記事を読まれた方が次に気になるのは買取価格だと推察します。
買取価格に関しまして、
弊社ではボーズ スピーカー 121V ウエストボロー
(BOSE 121V WestBorough)の現在の買取価格を
最高で8,000円と設定しています。
ただし、この価格はあくまで目安であり、実際の買取価格はスピーカー本体や
付属品の状態によって異なります。
スピーカーが状態良好であり、外観や動作に問題がないこと、
また付属品が完全に揃っていることが買取価格の決定要因となります。
弊社では、お客様がボーズ スマートサウンドバー600を売却する際に、
最適な価格で買取できるよう努めています。
私たちはお客様のニーズに合わせて柔軟に対応し正確な査定を行うことで
お客様に満足いただける価格を提供しています。
そのためにも、お客様がご自身のスピーカーの状態を確認し
問題がある場合は事前に修理やメンテナンスを行うことをお勧めします。
また、買取価格に関するご相談やお問い合わせがございましたら、
いつでもお気軽にお問い合わせください。